2011年5月20日金曜日

小浜市「杉田玄白賞」に山本隆氏 福井

 小浜市の第9回「杉田玄白賞」の審査委員会は、同賞受賞者に、味覚と食行動の神経科学的研究に取り組み、情報発信している畿央大学健康科学部健康栄養学科の山本隆教授(66)=福井市出身、京都市在住=を選んだ。来年1月22日に杉田玄白記念公立小浜病院で、表彰式と山本教授の記念講演が行われる。

 同賞は、「解体新書」の編纂(へんさん)で有名な杉田玄白(小浜藩医)にちなんで創設。受賞者の研究成果は市が推進する「食のまちづくり」に生かされる。

 テーマは「食と医療」「食と健康増進」「食育と地域活動」の3部門で、今回は全国から8件の応募があった。審査の結果、山本教授の研究「味覚と食行動の神経科学的研究による食嗜好(しこう)性、食育への啓発活動」が選ばれた。

 山本教授は、「食べ物の好き?嫌いはなぜできるか?」といった日常的な話題に研究を広げ、食べ物のおいしさ、まずさに対する脳の仕組みを中心に研究。おいしく食べることの大切さや食育の重要性を科学的に考察、情報を発信している。

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引用元:RMT

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